生理中になんだか眠いと感じることはありませんか?

女性の体はとてもデリケートで神秘に満ちています。新しい命を宿し、いわゆる十月十日もの長い期間その身で育むのですから、とても複雑に出来ているのでしょう。不思議に感じる事柄も多くあるのではないでしょうか。その不思議のひとつとして、「生理中の眠気」という謎が挙げられます。なんだか生理が始まると寝ても寝ても眠気がとれない、しょっちゅう居眠りをしてしまう・・・そんな経験はありませんか?実はこの「生理中の眠気」、気のせいでもなんでもなく、れっきとした症状のひとつなのです。生理中に眠くなるそのメカニズムについて知っておくことで、様々な場面でスムーズに対処することが出来るようになるでしょう。

まず、この生理中の眠気の名称ですが、「月経関連過眠症」といいます。人によって起こる期間や程度は様々ですが、女性の多くがこの月経関連過眠症の症状を感じるとされています。

では、どうして生理中にこのような症状が起こるのでしょうか。これは、体内のホルモンが関係しているのです。女性ホルモンにはプロゲステロンと、エストロゲンという物質があるのですが、生理中はこのプロゲステロンが大きな影響を及ぼすことで眠気が引き起こされるとされています。その他にも、貧血との関連性も考えられており、貧血の女性はこの月経関連過眠症を引き起こしやすいとされているのです。
貧血の女性はその分ホルモンのバランスを崩しやすいとも言えるでしょう。

このことから、いかに女性にとって貧血という症状が様々な影響をもたらすかがうかがえるのではないでしょうか。男性と比べても女性は生理の出血も含めて貧血になりやすいとされていますし、貧血により鉄分が不足すると日常生活にも支障を来します。たかが貧血とあなどることは、いずれ様々な不調や疾患を引き起こす原因ともなり得ますので、早めにきちんとした対応をとっていく必要があるのです。
なんだか最近体がだるい、重い、そんな時は貧血を疑ってみるのもいいかもしれません。

 

生理中になりやすい鉄分不足の理由について

生理中は鉄分不足に陥りやすく、女性の多くがそれによって体の不調を感じたり、精神的にもイライラしたりと好ましくない状況が見られます。生理中の鉄分不足の理由として、やはり「生理の出血」が大きいと考えられます。その量や期間は個人差があり、2~3日でパッと終わる人もいれば1週間ダラダラとした出血が続く人もいます。いずれにしても毎月そうした形で血液が失われるのですから、普段の生活や食事を見直し、いかに自分が生理中でも快適に過ごせるかという視点で考えてみる必要があるのではないでしょうか。

ちなみに、昔の女性は生理の出血を自分自身でコントロールすることが出来たと言われています。確かに昔はナプキンなど存在していないわけですから、どうやって生理中は対応していたのか、興味深いことですよね。
昔の女性の生理は自分自身で調整することが出来、その期間も短期間で済んでいたというのです。いわゆる、「子宮の力」「膣の力」が現代の女性よりも優れていたとも考えられているのです。排泄の際に意識的に血液も排出していたとされており、それ以外の時は出血しないように意識的にコントロールできたというのです。現代人はナプキンのおかげでいつ出血しても安心という面では非常に便利ではありますが、ナプキンを使うことで緊張感がなくなり、結果子宮や膣の力も弱まってしまったのかもしれません。そうした面を懸念する声も少なくなく、最近は「布ナプキン」を愛用する人も増えている様子。布ナプキンを使うようになって生理痛が軽減した、出血が少なく、期間も短く済むようになった、サラサラとしたきれいな血が出るようになったなど、様々な効果があるようです。

食事の面で規則正しく栄養のバランスのとれた食事を摂ること、そして、生理用品を見直すということも重要なポイントなのかもしれません。生理中の貧血やその他のトラブルから解消されることは、かなりのストレス軽減にも繋がりそうですし、一度ご自分の生理についてしっかり考えてみることもいいのではないでしょうか。

 

 

貧血の原因はひとつではない?それぞれの原因と、その症状について。

なんだか最近体がだるい、一度しゃがむとなかなか立ち上がることが出来ない、階段の上り下りで動悸、息切れがする・・・そんな症状を感じたことはありませんか?実はその症状、「貧血」かもしれませんよ。女性だけではなく、働き盛りの男性にも多くみられる貧血。放っておかずにきちんと対処しなければなりません。

ひとくちに「貧血」と言いましても、その原因や症状は様々。貧血に対する知識をしっかり持っておくことで早期発見、早期治療に繋がりますので、最低限のことだけでも知っておきたいですよね。
まず多くみられるのが、「鉄欠乏性貧血」です。これは普段の食生活の乱れや過度なダイエットなどによる鉄分不足が原因で起こります。見た目を気にしすぎて無理な食事制限をすることは大変危険ですし、ここ最近はダイエットのし過ぎで命を落とすという痛ましいケースも見られますので、改めて食事の大切さを見直さなければならないのではないでしょうか。

次に、継続的な出血が起こることによる「出血性貧血」というものもあります。継続的な出血の代表とも言えるのが、「生理による出血」です。そのため、このタイプの貧血は男性よりも女性に多くみられます。また、他にも胃ガンなどの消化器系の疾患による継続的な出血も上げられますので、もしも排便時に出血が見られたりした場合は早めに受診することをおすすめします。

また、血液細胞が減少することで起こるとされる「再生不良性貧血」というものもあります。これは骨髄にある造血幹細胞で、赤血球、白血球、血小板など、血液を作るのに欠かせない細胞が減少してしまうという病気で起こります。
同じく病気が原因で起こるもうひとつの貧血に「溶血性貧血」というものもあります。これはなんらかの原因で赤血球が破壊されることで引き起こされるとされ、白血病がその原因のひとつだとも言われています。

このように、貧血には様々な原因と種類があり、それぞれで対処法が違ってくるのです。そうした違いをしっかり理解しておく必要があると言えるでしょう。

 

 

 

 

貧血改善の為の対策を考えよう

貧血の原因や症状には様々なものがありますが、いずれも放っておくと普段の生活に多大な影響を及ぼしてしまいますし、支障を来すことにもなりかねません。早期に適切な対策を摂ることで貧血の悪化、深刻化を防ぐことにも繋がりますので、正しい知識を持つことは非常に重要な事なのではないでしょうか。貧血は私たちにとって実に身近な病気のひとつです。過剰に反応する必要はないかもしれませんが、予防策を取ることはその後の健康維持の為にもとても有効なのです。

まず、貧血のもっとも多いものが鉄分不足による「鉄欠乏性貧血」です。これは普段の食生活が大きく関わってきますし、言うなれば、食生活に気を付けることで未然に防ぐことも出来るのです。一日三食の食事をしっかり摂ることはもちろんのこと、その内容にも気を付けて、質の高い食事を摂るように心がけましょう。

また、過剰なダイエット、極端な食事制限は最も避けなければならないことです。インスタント食品やスナック菓子の摂りすぎも好ましくありませんので気を付けましょう。特に若い女性の多くが外見を気にして無理なダイエットに取り組むというケースが多くみられ、それに対する注意も促されていますので、特に成長期の若い年代には体作りという面でも食事の重要性を見直してほしいところですね。

貧血改善の為に鉄分を多く摂取することが重要なポイントではありますが、実は鉄分は、「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」とに分類され、「非ヘム鉄」は吸収率が低いとされています。ですので、より多くの「ヘム鉄」を摂取することが望ましいと言えるでしょう。ちなみにヘム鉄の中でもやはりダントツなのはレバーです。肉類はロースや霜降りよりも赤身を選びましょう。魚類は白身の魚よりも、赤身のマグロや青魚と言われるイワシなどを摂ると良いようです。貝類にもヘム鉄は多く含まれていますので、貝のお味噌汁などが良いかもしれませんね。
このように、一口に鉄分と言っても吸収率にはちがいがありますので、どんな食品がいいのかなどを頭に入れておくといいのではないでしょうか